農家の店すくすくです。
今回は「キュウリの曲がり果の対策」です。
私もキュウリを育てているのですが、1本くるんと曲がっているのがあります。
なぜまっすぐにならないのでしょうか?
曲がる要因や対策をお話ししていきます。
・曲がり果の発生は、スムーズに果実肥大しない場合に起こり、肥料切れや草勢低下などが主な要因と考えられます。
①葉からの養物転流が少ない
②葉の同化養物が少ない
③花の素質が悪い
④花が草勢に比べて多すぎる
・草勢が弱っている場合は根張りが悪くなり、根量が減少している時でもあります。その弱っている時に多くの肥料を与えると、根が傷み、かえって草勢低下を起こしてしまいます。
◎対策◎
葉が傷んでいる場合は、葉面散布剤の施用や発根促進剤などの灌注が効果的です。
肥料は少量出、何回かに分けて与えた方が草勢の回復が早くなります。
また、草勢が弱ってくると小さな雌花が多くなります。
くず果とわかるものは早めに摘果してください。
また、強整枝も不良果の要因となります。
梅雨あけ後は、敷きわらを厚くして根張をよくしましょう。