大根の空洞症・肥大の仕組み すくすく一口メモ

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今回のブログはダイコンの空洞症の原因とダイコンの肥大の仕組みです。

 

★ダイコンの空洞症の原因

・ダイコンは、根の生育が伸長から肥大へ移行する時期(間引きの時期でもあります)に、根の中心部に数mmの隙間ができます。

通常は生育とともにこの空洞に細胞が充てんされて、隙間は埋まりわからなくなります。

空洞症はその後の生育不具合によって、隙間に細胞が十分に充てんされなかった場合に発生します。

<原因>

間引き以降に急激な肥効や高温過湿により生育が著しく停滞した場合に発生しやすくなります。

<対策>

あらかじめ完熟堆肥を十分に施し、有機質に富み膨軟で保水性、排水性に優れた土壌にするとともに、肥料の多用を避け、適湿を保つことが大切です。

 

 

★ダイコンの肥大の仕組み

大根を輪切りにすると、外側の表皮に近い部分が輪になっています。

これを「形成層輪」と呼びます。

形成層輪の外側を「師部」、その内側の柔組織を「木部」といいます。

大根の師部は極めて薄く、形成層輪の内側にある木部柔組織が

生育するに従い肥大するので、大根は「木部肥大型」と言われます。

 

大根おろしは葉っぱのすぐ下あたりを使用した方が甘味が多そうですね。
ス入りは葉っぱの断面でもわかるんですね。
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